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今の時季、テレビ局各局ともに鼻息も荒く、新番組をスタートさせていますが、普段あまりそういうものをチェックしない私が、たまたま見つけて「これは」と思ったのが、NHK教育テレビの「知る楽 探求この世界」の中の「極付歌舞伎謎解」です。 その第一回目を最初はただなんとなく見ていたのですが、その時に取り上げていた「暫」という題材がとても面白くて、いつの間にか見入っていました。 以前より、歌舞伎に興味を持ちつつも、どこから入っていけばよいのか分からずにいた自分ですが、小難しい解説ではなく、まずは歌舞伎の魅力を分かりやすく手ほどきしてくれるこういう番組が私にとってはとても何よりもありがたいです。 歌舞伎の成り立ちや歴史などを一から紐解くことは、その後でもいいのではと思います。 その手ほどきをしてくれるのは、作家の松井今朝子さん。 名前は知っていたのですが、彼女の書いたものを一度も読んだこともなく、今回初めてその姿をテレビで拝見しました。 知的な外見と、クールな喋り方で、なかなかに好感が持てました。 彼女の印象も、この番組を見ようと思わせてくれた理由の一つですね。 番組は一回が25分で、全8回。 もう少しあってもいいかなとは思いますが、「集中講義」という意味ではこれくらいが良いのでしょうか。 先日、テキストも買ってきたことですし、それを読みながら、歌舞伎の世界の面白さを知っていこうと思います。 放送時間は毎週月曜日、午後10時25分~ 再放送はその翌週の午前5時35分~ |
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先日、こんな本を買いました。
タイトルは「雨の名前」。
この本を見つけたのはかなり前で、一目で自分の好きそうな本だというのはわかったのですが、そこからなかなか買うという行為にまでは至らず、いつか買えたら…くらいな気持ちを持ったまま半分忘れていました。 ところが先日、ふとしたことで思い出し、無性に欲しくなり、即座に注文してしまいました。 本の内容は、「雨の名前」の紹介の合間に、詩人の高橋順子さんの詩や文章、佐藤秀明さんの「雨の風景」を切り取った写真、また著名な歌人や俳人の歌などが散りばめられています。 一応は春から順番に季節ごとに分けられてはいますが、どこでもいいから何気なくぱらっとめくりながら…というのが楽しいです。 それにしても「雨」に、これだけの「姿」があるとは思いもしませんでした。 自分の頭の中をひっくり返してみても、せいぜい10や15くらいの「雨」しか出てこなかったのですが、この本に登場する「雨」は実に422。 その全てが日本人の生み出した表現ということではなく、中国で使われていた表現もいくつもありますし、また自然現象の「雨」以外の、「放射能雨」、「血の雨」のような危険なものもありはしますが、改めて日本語の表現の豊かさ、緻密さには感心させられました。 そして、季節や自然の様を細かく観察し、感じ、そして巧みに表現してきた先達の才にはただただ感嘆するばかりです。 私が住む地域(愛媛県)は毎年のように水不足の心配をしなけらばならないのですが、今年の2・3月は例年よりも雨が多く、今のところは少しほっとしています。 実は今も降ってまして… 部屋の中にいると耳を澄まさないとなかなかわからない位の静かで細かい雨です。 耳慣れた言葉で言うと「春雨(しゅんう、はるさめ)」といったところですが、この本をめくっているとこんなのもありました。 「催花雨」(さいかう) ……菜の花のころに花が咲くのを催促するようにしとしとと降り続く春の雨。 「菜花雨」とも言うらしいです。 これなんか風情があっていい言葉ですよね、文字もいいし…。 なんか外に出て、雨に触れてみたい…そんな衝動にかられます。 こういう言葉に出会い、何かを感じる瞬間、日本人として生まれきてよかったなぁと思います。 こうやって、雨にもいろんな姿があることを知ってしまうと、 平凡な日常の風景もまた一味違ったものに見えてきそうでなんだか心が軽くなりますね。 |









